星と月のセレナーデ





火止めるの忘れてきちゃった なんて
おどけた声で言えば

ハハハと小さく笑う友香

気を逸らすことに成功はしたけど
この張りつめた空気にいつまで友香が耐えれるか

長くは持たないだろう。



「 星南は怖くないの? 」

『 怖くないよ 』

「 星南は強いね... 」



ギュッと自分の膝を抱く友香は
ポツリと大きな涙を流した



ドンドンドンドン



小屋の扉が叩かれた。

戻ってきたのか
もう隠れるのは無理か。



「 星南... 」

『 友香はこの奥に隠れて
大丈夫だから お願い言うこと聞いて 』





< 250 / 337 >

この作品をシェア

pagetop