咲き誇れ、麗しい華。
すると予想通り、私たちのチームめがけて走り出した。


と思いきや……なぜか応援団ではなく、私たちのクラスに向かってきているような……?



「あのっ、良かったら、一緒に来てくれませんか?」



私の目の前にやってくるやいなや、手を差し出してきた。

突然の事態に目を見開いて、口をパクパクと動かす。



「わた、しで……いいんですか?」

「うん。複雑かもしれないけど……」



自分の顔を指差して今一度確認するも、やはり私を指名している様子。


待って待って待って。え、ほんとに? 当てはまるやつなんかあったっけ!?


うーん……自分より頭1個分小さい人?

あとは……最近知り合った後輩か、学校の外で会ったことがある人か……。



「急にすみません。風咲さんを連れていってもいいですか?」

「はいっ! もちろん!」

「どうぞどうぞ!」
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