咲き誇れ、麗しい華。
「それより、さっき一緒に走ってた彼とは、一体どういう……」

「じゃあそろそろ行くね」

「え、あっ、ちょっと」



過保護モードが発動したのを察知し、そそくさと退散する。


今日は給食がお休みなので、お弁当を食べる予定。

鶏のから揚げ、甘い卵焼き、ロールキャベツ。全力を出せるようにと好物をたくさん入れてもらった。


お兄ちゃんには悪いけど……最後まで付き合ってたら食べる時間がなくなっちゃうから。


しょんぼり顔の兄を置いて運動場を出る。



「麗華ちゃんっ」



すると、凛華先輩に肩をポンと叩かれた。



「先輩! お疲れ様ですっ」

「お疲れ様。だるま運び観たよ〜。最初から最後まで1位独走でビックリしちゃった」

「凛華先輩こそ。障害物競走1着でゴールしたの見ましたよ!」



お互いの活躍を褒め合いつつ、2人で校舎に足を運ぶ。


凛華先輩が出場した障害物競走。

男子バージョンと女子バージョンとで少し違っていたので、同じ競技でもとても楽しめた。
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