政略結婚ですが、不動産王に底なしの愛で甘やかされています
「ううん。相談せずにひとりで悩んでいた自分のせいだもん。言いづらいことも話してくれてありがとう」
ありったけの力を込めて自分より大きな身体を抱きしめ返す。
「恵茉、ちょっと、今それされると……」
「ん?」
腕の力を弱めて顔を覗き込んだところで口を塞がれた。慣れないキスに緊張して心臓はドキドキと走るのに、ひしと合わさった唇は柔らかく、心地よくて安心する。
「他に抱え込んでいないか?」
「もうないよ。涼成さんは?」
自分ばかり気遣われて申し訳ない気持ちになり、そこまで深く考えず聞き返したのだが、戻ってきた返事は斜め上をいくものだった。
「恵茉ともっと深く愛し合いたい」
「ふ、ふかくって……」
動揺して目が泳いだ。すると涼成さんはおかしそうにクッと喉を鳴らして笑う。
「嫌われるのが怖くてずっと手加減していたんだ。でも今夜は我慢できそうにない。ずっと避けられていたから恵茉不足なんだ。たくさん触れたい」
ストレートな物言いは涼成さんらしいけれど、経験値が少ない私には刺激が強く、熱情を含んだ瞳と視線が合わせられない。
ありったけの力を込めて自分より大きな身体を抱きしめ返す。
「恵茉、ちょっと、今それされると……」
「ん?」
腕の力を弱めて顔を覗き込んだところで口を塞がれた。慣れないキスに緊張して心臓はドキドキと走るのに、ひしと合わさった唇は柔らかく、心地よくて安心する。
「他に抱え込んでいないか?」
「もうないよ。涼成さんは?」
自分ばかり気遣われて申し訳ない気持ちになり、そこまで深く考えず聞き返したのだが、戻ってきた返事は斜め上をいくものだった。
「恵茉ともっと深く愛し合いたい」
「ふ、ふかくって……」
動揺して目が泳いだ。すると涼成さんはおかしそうにクッと喉を鳴らして笑う。
「嫌われるのが怖くてずっと手加減していたんだ。でも今夜は我慢できそうにない。ずっと避けられていたから恵茉不足なんだ。たくさん触れたい」
ストレートな物言いは涼成さんらしいけれど、経験値が少ない私には刺激が強く、熱情を含んだ瞳と視線が合わせられない。