政略結婚ですが、不動産王に底なしの愛で甘やかされています
「もうダメだ。恵茉が可愛すぎる」

 涼成さんは私の耳朶を甘噛みしながら囁き、首筋へと唇を這わす。肌がゾクゾクッとして身体をよじった。

「恵茉の全部がほしい」

「うん、私も……」

 それを合図に私たちは手足を絡ませて互いの身体を離さないようにし、激しく互いの愛情を求め合った。

 涼成さんに出会えてよかった。優しく愛されるよろこびを知り、好きな人を心から愛するのが時に苦しくて辛く、それでもやっぱり幸せなのだと知れた。
< 136 / 137 >

この作品をシェア

pagetop