消えた未来の片隅で

「そんなにずっと笑顔で居られても困るけどな」

さっきまでオレンジ色に空を染めていた夕日がだんだんと沈んで行く。

「どうして...」

「逆に心配になるだろ」
「お互い」

「 ...」

「そんなに強がらなくてもいい」

「頑張りすぎなくていい」

「お前はお前のままで」

左を向くと先生と視線がぶつかった。

「まっすぐやっていけばいい」

フッっと眉を下げた優しい微笑みに思わず目をそらす。

沈みかけの夕日が世界を紅く染めていた。
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