他の誰かのあなた




(あれ?どこか行ってるのかな?)



家に帰ったら、柴田はいなかった。
LINEを見てみたら、少し前に、ちょっと出かけて来ると柴田からのLINEが入っていた。
私はそれに『了解』と返す。



柱の時計を見たら、まだ3時にもなっていなかった。
服も迷うことなく適当に買ったから、思ったより時間が経たなかったんだな。
こんなことなら、ひとりでお茶でも…
いや、映画でも見てくれば良かったか。



そうだ。今からスーパーに行って、夕飯には少し手の込んだものを作ろう!
柴田は好き嫌いがないから助かるのだけど、メニューを決めるのはやはり苦手だ。
何にしようか。



今日はとりあえず、肉でも買って焼こうか。
いつもよりも高級な美味しいやつを。



(だって、今日は良い日だもんね。)



私はどこか浮かれた気分で、スーパーに向かった。
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