婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
こうして、生後一か月にして、リューディアは生涯の伴侶とする相手が決まってしまったのである。
そんな二人が初めて顔を合わせたのは、リューディアの十歳の誕生日パーティである。忙しい中、国王夫妻が二人の息子を連れて、コンラット公爵家を訪れていた。
「リューディア嬢、こちらがモーゼフだ。モーゼフ、挨拶を」
リューディアが初めて見た婚約者は、長い前髪で片方の瞳を隠していた。
「リューディア・コンラットと申します」
覚えたての挨拶でリューディアは挨拶をしたのだが、モーゼフはじっと彼女を見つめたまま、何も言わない。
「ほら、モーゼフ。挨拶をなさい」
優しく促すのは母親である王妃。
「もう、あまりにもリューディアが可愛らしくて、挨拶もできないのかしら?」
と上品に笑っている。
そんな言葉にも動揺せずに、じっとリューディアを見つめていたモーゼフだったが、やっと口元を動かし始めた。彼が言葉を発することをいまかいまかと皆が待ち構えていたため、周囲はシンと静まり返っていた。
そんな二人が初めて顔を合わせたのは、リューディアの十歳の誕生日パーティである。忙しい中、国王夫妻が二人の息子を連れて、コンラット公爵家を訪れていた。
「リューディア嬢、こちらがモーゼフだ。モーゼフ、挨拶を」
リューディアが初めて見た婚約者は、長い前髪で片方の瞳を隠していた。
「リューディア・コンラットと申します」
覚えたての挨拶でリューディアは挨拶をしたのだが、モーゼフはじっと彼女を見つめたまま、何も言わない。
「ほら、モーゼフ。挨拶をなさい」
優しく促すのは母親である王妃。
「もう、あまりにもリューディアが可愛らしくて、挨拶もできないのかしら?」
と上品に笑っている。
そんな言葉にも動揺せずに、じっとリューディアを見つめていたモーゼフだったが、やっと口元を動かし始めた。彼が言葉を発することをいまかいまかと皆が待ち構えていたため、周囲はシンと静まり返っていた。