観測の牢獄
(3)
数日後には、もう学校に戻れる躰になってしまっていた。
薬を大量に飲み込むという私が行った行為は、なんら、私を絶命させることが無かったのだ。
ただ悔しくて、その日、私は学校の屋上で泣いていた。
薬を大量に飲み込むという私が行った行為は、なんら、私を絶命させることが無かったのだ。
ただ悔しくて、その日、私は学校の屋上で泣いていた。