せんせい あのね、






「わっ…」




少女の小さな声が発せられ、俺は初めて彼女に触れていることに、気がついた。


自分でも無意識のうちに少女の頭に手をのせて、がしがしと撫でていた。




少女を見ると、彼女は顔を真っ赤にして、体を硬直させていた。






その反応は


なんだかとても


初々しくて


不覚にも


可愛いと思ってしまった







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