せんせい あのね、






逃げないと



決めた。



私は大きく息を吸うといった。



「先生…
 秋にね、文化祭があるの。
 まだ先の話だけど

 …きてくれる?」




先生の目は一瞬、


驚いて丸くなっていたけど


すぐに優しくなった。





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