線香花火の初恋【短編】
わかりやすく、彼女はうっと呻いた。
「もう誤解されるのはこりごりだから、改めて自己紹介。俺は岸田基弘。家族は父、母、弟が中学二年生。サッカーは幼稚園入るときからずっとやってる。好きなものは、祭り。だから夏が待ち遠しい」
花本は?と聞くと彼女は勘弁したようにどうしようもなく笑って、同じように自己紹介した。
「私は花本若菜。両親と兄が一人。部活は特に入っていないけど、絵画教室に通っている。わたしもお祭り好き。特に花火が」
「なら今年は花火大会に行こう」
線香花火だけでなく、もっと巨大な大きな花火を。
「うん、ねえ、岸田君」
「うん?」
「…若菜って呼んでくれないと、お祭り行かないから」
小さなかわいいわがままに、脳が焼け死んだかと思った。気づけばキスして、押し倒していた。今度は優しく抱こう、とこれ以上ない幸せな気持ちで。
「もう誤解されるのはこりごりだから、改めて自己紹介。俺は岸田基弘。家族は父、母、弟が中学二年生。サッカーは幼稚園入るときからずっとやってる。好きなものは、祭り。だから夏が待ち遠しい」
花本は?と聞くと彼女は勘弁したようにどうしようもなく笑って、同じように自己紹介した。
「私は花本若菜。両親と兄が一人。部活は特に入っていないけど、絵画教室に通っている。わたしもお祭り好き。特に花火が」
「なら今年は花火大会に行こう」
線香花火だけでなく、もっと巨大な大きな花火を。
「うん、ねえ、岸田君」
「うん?」
「…若菜って呼んでくれないと、お祭り行かないから」
小さなかわいいわがままに、脳が焼け死んだかと思った。気づけばキスして、押し倒していた。今度は優しく抱こう、とこれ以上ない幸せな気持ちで。
