私の恋心と彼らの執着


 彼はもはや私に、遊ぶ女としての興味さえないのだ。
 あの時はそう思った。

 けれど次の水曜の、夜。

「小幡と、どういうふうになってるんだ」
「……どういうって?」
「男と女の関係になったのか?」

 ホテルの部屋に着くなり、荒っぽく押し倒された。
 普段、そんなふうにはしない。ある程度お互いに脱がせ合ってから、一緒にベッドに倒れ込む。

「なってるわけ、ないでしょ。基務(もとむ)さんも知ってる通り、私と文隆はただの幼なじみよ」
「じゃあ、こないだのあれは何だ?」

 尋ねるなり、ブラウスのボタンを上から3つ、引きちぎられる。
 そんな真似をされるとはかけらも考えなくて、思わず、口から悲鳴がほとばしった。

「きゃ……!」
「ゆかりは僕が好きなんだろう。なのに他の男とも、こういうことをするって?」
「し、してない……あっ」

 ブラジャーから引きずり出された胸を、舌がねっとりと、先端まで舐め上げる。
 もう片方は長い指先に激しく捏ねられていく。

「あ……あっ、あぁ、んんっ」

 声を漏らす唇を乱暴に塞がれながら、彼の手が下腹部へと下りていくのを感じた。
 ショーツの隙間から、何の遠慮もなく指が入り込む。

「あ、やっ……そん、なにっ、あぁっ」
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