人妻なんてチョロいと思ってたオレが女子高生にハメられた話

「星田、誰か待ってるの？」


「うん、まぁ…」


「この前の人？」


「いや…」


「今日はカノジョ？」


「カノジョじゃないけど…
高校の後輩」


「意味深な言い方
その子のこと、もしかして好きなの？」


そんなストレートに聞かれたら
照れる


「うん、まぁ…」


「へー…
星田って年上が好きだと思ってた」


「年上？なんで？」


「よく女の人といるの見掛けたから…
どの人が星田のカノジョなのかな？って
この前の人もそーだけど
みんな年上ぽく見えた」


え、オレそんなに目撃されてんの？

ヤバいじゃん


「カノジョは今いないよ」


「今、いない
それも意味深」


ここなが大学生になったら
付き合うから


「七瀬は？誰かと待ち合わせ？」


「んーん…ひとり
バイトまでの時間潰し」


「七瀬は、カレシいるの？」


「いないよ」


「そっか…」


意味深なところもなく
突っ込むところがない


「私、あっち座るね
星田の好きな子、来ちゃうもんね」


「あぁ…ごめんね」


七瀬は気を使って離れた席に座った