The Very Mary X'mas 《『出逢いがしらに恋をして』 番外編その2》
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 で、宣言通り、頭のてっぺんからつま先まで泡だらけにされ、ふわふわのタオルに包まれて、またまた抱き上げられて、そのままベッドへ。

 上からわたしを見下ろしながら、彼はぞくっとするほど色気を含んだ声で囁いた。

「今度は隅から隅まで愛してあげる」

 そう言って、指の背でわたしの頬を撫で上げる。
 そうされただけで、わたしはびくっと身を震わせてしまう。

 そんなわたしを、彼は愛おしげに見つめる。

「こんなに愛せる人に出逢えるなんて、思っていなかったよ」

 彼の言葉が、眼差しが、わたしの身体のこわばりを溶かしてゆく。

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