Love Sweet December甘い甘い12月の恋
再び、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走る。


すると、後ろから
裕也に包み込まれるように
抱きしめられた。


「拓斗!?
何?──どうしたの?」


今にも泣きださんばかりの声で
さくらは裕也に話しかける。


「俺──拓斗じゃないよ?
俺の名前は秋元裕也…
拓斗は──俺の兄貴」


「えっ?弟?」



さくらも知らなかったのだろう。


目を丸くして
裕也を見つめる。


そりゃ…びっくりするよね。
いきなり弟が登場すれば…


「えっ?えっ?」


さくらは明らかに動揺を隠せない態度で
私と裕也を交互に見る。
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