俺様ヤンキーは溺愛王子
「はい!こちらこそお願いします。」
私の答えを聞いた龍基くんはほっとしたような顔をしてぎゅっと抱きしめてきた。

「うわっっ!!」
驚きと同時に恥ずかしすぎて顔が熱い。そのまま、床に押し倒される。

龍基くんは少し離れてまたほおに手を添え、意地悪そうに笑った。
「結菜、顔赤いけど。照れてんの?まぁ、どんな結菜も好きだしいいか。」
(なんか龍基くんが甘すぎる気がする、、)
これ以上になるとキャパオーバーになってしまいそう。

「そろそろ琴羽さんたちの方に戻らないと。」
私は焦って龍基くんから離れようと起き上がる。
でも龍基くんがそれを許さなかった。

「姉貴たちのところはもう少したってから行けばいい。もう少し俺と一緒にいて。」
耳元で聞こえる甘すぎる声に正直、本当に龍基くんか疑いたくなってくる。
私は抵抗する気にもなれず、うなづいて龍基くんの服をキュッとつかんだ。
「結菜は俺だけのもの、俺も結菜だけのものだから遠慮は禁止だぞ。無理せず、いつでも俺に言え。」
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