エリート警察官の溺愛は甘く切ない
「嘘よ。」

「こういう事で、嘘を言ってどうするの。」

大きな欠伸をした圭也さんは、ふいに立ち上がった。

「どうしたの?」

「疲れた、寝る。」


おっと、急にやってきた。

「あっ、じゃあ……お風呂入ってこないと。」

「先に入っていいよ。」

「うん。」

私はちょっと恥ずかしそうに立ち上がると、階段をスタタと駆け上がり、クローゼットから新しい下着と、パジャマを取り出した。


何て言ったって、今日は結婚して、初めての夜。

出会ってから、1か月。

圭也さんとは、そういう事をしていないから、本当に初めてのH。

私はヴァージンじゃないけれど、凄くドキドキする。


「早くしないと、圭也さんをお待たせしちゃう。」

寝室を出ると、階段を駆け下り、そのまま浴室に入った。

急いで服を脱ぎ、真新しい浴室に駆け込む。

シャワーの栓を捻り、お湯を浴びる。

「ええっと、ボディーソープは……」

これも新しい物だ。

しかも、泡もこもこの物。
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