エリート警察官の溺愛は甘く切ない
そして体をひっくり返され、私は裸に。

「眠ってていいよ。」

その瞬間、目が冴えた。

人生で一度きりの初夜の時に、眠れるか!


そして始まるめくるめく快感の渦。

結局、終わったのは朝方だった。


「眠い。」

「いいよ、好きなだけ寝て。」

肌と肌を合わせ、直ぐ近くに圭也さんがいる。

これからどのくらい、圭也さんと抱き合うんだろう。


そして、目に入ったのは、圭也さんの引き締まった胸!お腹!腰!

いつも鍛えているからなのか、プロスポーツ選手並みに、均整が取れている。

それに比べて、私の身体は最近、丸くなった。

どう見ても、圭也さんに見せられない。


「どうした?」

「いや、その……自分の身体が恥ずかしくなって。」

「ぷっ。」

何、その笑い方。さては見てたな。私の身体!

「少し丸みを帯びてた方が、抱き心地がいいよ。」

「そうなの?」

目を瞑りながらニコッと笑った圭也さん。

何度、この笑顔を見れるんだろうと、ちょっと幸せを感じてしまった。
< 25 / 90 >

この作品をシェア

pagetop