エリート警察官の溺愛は甘く切ない
それから数日後。

圭也さんが、仕事から早く帰って来た。


「お帰りなさい、今日は早かったのね。」

玄関で出迎えると、圭也さんの後ろに人が立っていた。

「実は、部下が遊びに来たいと言い出して。」

「ええっ⁉」

急に?という事は、この時間だから、夕食も食べて行く?

献立は?材料ある?そもそも何人?


「えっと、何人くらい?」

「男二人に女一人。」

「三人だったら、大丈夫かも。」

「ごめんな。」

圭也さんは、後ろ三人に入れと言った。


「こんばんは。ご主人には、いつもお世話になっています。部下の近藤です。」

「早坂です。」

そして、私の事を上から下まで嘗め回している女性がいた。

「佐藤です。」

「主人がいつもお世話になっています。さあ、どうぞ。入って下さい。」

ちょっと引っかかる事はあるけれど、大丈夫大丈夫。
< 36 / 90 >

この作品をシェア

pagetop