エリート警察官の溺愛は甘く切ない
「へ?」

きょとんとしている圭也さんの腕を引っ張り、ベッドに連れて行く。

「おいおい、積極的だな。」

「こういうの、嫌いじゃないでしょ?」

私は圭也さんの、上着とシャツを脱がせた。

「夕食とお風呂、どっちにする?それとも私?的な?」

圭也さんは、勝手に喜んでいる。

「もちろん、私よね。」

その瞬間、圭也さんのお腹が鳴った。


「ごめん、先にご飯食べさせて。」

「もうー!」

私はベッドの上で、大の字になって寝転んだ。

「そんなに欲求不満?」

「じゃない。」

「大丈夫だよ。夜は長いんだから。」

そして圭也さんに、肩をポンと叩かれた。


圭也さん、子供の事どう思ってるんだろう。

私は欠伸をする圭也さんを見ながら、ため息をついた。

はっきり言って切ないよ、圭也さん。
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