心はあなたを探してた
「里帆ちゃんと一緒にランチするの、久しぶりだよね。」
「帰りに誘いたくても氷結王子と残業しているしねー。」
久しぶりの香織ちゃん、飛鳥ちゃんとのランチ。
会社から少し離れたカフェに着くと早速おしゃべりが始まる。
「氷結王子って久川主任のこと?」
私が聞くと香織ちゃんが笑いながら応えてくれた。
「うん、営業部では、そう呼ばれているよ。久川さんが担当だから、かっこいいけど近寄りたくはないってもっぱらの噂だよ。」
「そうか。営業部は主任の担当だったね。」
「私も最初はかっこいいって思ったけど、一回書類のダメ出しされてから、近寄りたくないかな。」
飛鳥ちゃんは遠い目をして、そう言った。
「一回くらい、いいじゃない。私は毎日毎日夜遅くまで、横に張り付かれて、『あれはダメ、これは、ダメ。書き直し!』だよ。」
「たまには早くに帰らせてもらったら?」
「その日の書類が、片付けられるようにならなきゃ、帰る資格はないって言われたよ。」
「大変だねー。王子レベルで仕事が出来るようになるまで…」
「香織ちゃん、私にそんな日が来ると思う?」
香織ちゃんは、私の質問に不思議そうな顔をした。
「できるでしょ?だって里帆ちゃん、うちの同期のトップでしょ?」
「え?」
「総合職の入社試験の成績がトップでなきゃ、経理に行かないでしょ。先輩達が言ってたよ。新人で久川さんが教育担当って、期待されてるんだねって。ただ、氷結王子に潰されなきゃいいねとも言ってたけど。」
「なんか不穏な言葉を聞いたような気がするけど…」
「里帆ちゃんなら大丈夫でしょ。」
なんの根拠もなさそうなんだけどね。
「帰りに誘いたくても氷結王子と残業しているしねー。」
久しぶりの香織ちゃん、飛鳥ちゃんとのランチ。
会社から少し離れたカフェに着くと早速おしゃべりが始まる。
「氷結王子って久川主任のこと?」
私が聞くと香織ちゃんが笑いながら応えてくれた。
「うん、営業部では、そう呼ばれているよ。久川さんが担当だから、かっこいいけど近寄りたくはないってもっぱらの噂だよ。」
「そうか。営業部は主任の担当だったね。」
「私も最初はかっこいいって思ったけど、一回書類のダメ出しされてから、近寄りたくないかな。」
飛鳥ちゃんは遠い目をして、そう言った。
「一回くらい、いいじゃない。私は毎日毎日夜遅くまで、横に張り付かれて、『あれはダメ、これは、ダメ。書き直し!』だよ。」
「たまには早くに帰らせてもらったら?」
「その日の書類が、片付けられるようにならなきゃ、帰る資格はないって言われたよ。」
「大変だねー。王子レベルで仕事が出来るようになるまで…」
「香織ちゃん、私にそんな日が来ると思う?」
香織ちゃんは、私の質問に不思議そうな顔をした。
「できるでしょ?だって里帆ちゃん、うちの同期のトップでしょ?」
「え?」
「総合職の入社試験の成績がトップでなきゃ、経理に行かないでしょ。先輩達が言ってたよ。新人で久川さんが教育担当って、期待されてるんだねって。ただ、氷結王子に潰されなきゃいいねとも言ってたけど。」
「なんか不穏な言葉を聞いたような気がするけど…」
「里帆ちゃんなら大丈夫でしょ。」
なんの根拠もなさそうなんだけどね。