離縁するつもりが、極上御曹司はお見合い妻を逃がさない
見合い相手の家に、見合い当日に行く人なんているだろうか。
さっきから妻がどうとかと話しているけれど、意気投合して結婚しましょうということになった記憶もない。
「だけど、カフェでは叫びたくても叫べないぞ」
「叫ぶんですか? 私」
なにを?
「多分ね。それじゃあ月島さんの家?ご家族と一緒に住んでる?」
「ひとりですけど、絶対ありえません!」
味楽での紳士的な印象と随分違う。
無茶ぶりが過ぎて、クラクラしてきた。
「目立ってるから乗ろうか」
「あ……」
痴話(ちわ)げんかでもしているように見えるのかもしれない。
また周囲の視線を集めているのに気づいて、素直にタクシーに乗り込んだ。
「いきなり手を出したりはしないから。松村先生の手前もあるし」
警戒心たっぷりの眼差しを向けていると、津田さんは苦笑している。
さっきから妻がどうとかと話しているけれど、意気投合して結婚しましょうということになった記憶もない。
「だけど、カフェでは叫びたくても叫べないぞ」
「叫ぶんですか? 私」
なにを?
「多分ね。それじゃあ月島さんの家?ご家族と一緒に住んでる?」
「ひとりですけど、絶対ありえません!」
味楽での紳士的な印象と随分違う。
無茶ぶりが過ぎて、クラクラしてきた。
「目立ってるから乗ろうか」
「あ……」
痴話(ちわ)げんかでもしているように見えるのかもしれない。
また周囲の視線を集めているのに気づいて、素直にタクシーに乗り込んだ。
「いきなり手を出したりはしないから。松村先生の手前もあるし」
警戒心たっぷりの眼差しを向けていると、津田さんは苦笑している。