そばにいる君
そばにいる君



ピッピッピッピッ


部屋に響く目覚まし時計の音。


亜希と一緒に住むようになって
3ヶ月が経つ。


毎日鳴り響く目覚まし時計。


俺はその目覚まし時計で
目を覚ますが、隣の亜希は
一向に起きる気配がない。


俺は自分でコーヒーを入れ
亜希の寝顔を見ながら
しばらく朝の一時を過ごす。


なんとも言えない幸せの時間だ。


もう少し亜希の寝顔を
見ていたいところが2人とも
学校に行かないけない。


『亜希。亜希起きろ』

体を揺らして起こしてみるが


『ん〜…』

と可愛い声を出すだけで
起きない亜希。


『亜希起きねえと襲うぞ。』

俺がそう言うと


『えっ!?!?やだっ!!』

と飛び起きる亜希。


半分本気で言っただけに
少し傷つく俺。


そんな俺をよそ目に
亜希は

『龍くん。おはよ。』


とニコニコ笑っている。


『おはよ。亜希早くしねえと遅刻すっぞ。』


なんだかんだで
朝は時間がない。




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