そばにいる君




2人急いで学校に行く準備をする。


『も〜龍くんもっと早く起こしてよ!!』

とバタバタ準備をしながら
怒る亜希。


『起こしてるけど亜希が起きねえんだろ。』


毎朝お決まりのやりとりだ。





そろそろ家を出ないと
いけない時間。


亜希は高校。

俺は大学。


行くところは違うけど
一緒に家を出る。


最寄りの駅まで
手を繋いで行き駅でそれぞれ
の学校に行く。


『龍くん。浮気しちゃダメだからね!!』


『お前もな。』



『『いってらっしゃい』』

お互いの声が重なる。


2人でほほえみ合い
名残惜しいながらも別れる。


毎朝幸せに学校に
行けるのは他の誰でも
ない亜希のおかげ。


亜希がいなければ1日が
始まらないし終われない。


かけがえのない存在。


なんて恥ずかしくて
本人には言えないけれど
これからもそばにいる君を
愛し続けるよ。







END




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