魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
レリアの教育、替え玉作戦のために、打ち合わせでユリアと接する時間も多い。

いつ、なんどき、
本命がどちらに揺らぐか、わからないのだ。

「ぶっちゃけ、お前ら、どこまでやってんだよ」

ケイレブは額に手を当てて、
地の底から闇を導くような、暗い声で質問した。

「サリナスが、ユリアに乗りかえたら、お前はどうするんだよ」

レリアは自信たっぷりに
「ユリア様より、私とのほうが
バリバリに進んでいるし・・・
本命は私だし」

「おい、おい・・・進んでるって・・どこまで・・」
ケイレブはうろたえて、レリアをガン見した。

レリアはすまして、フヒッと笑った。
「もちろん・・
最後までに決まってるやん」

ケイレブは、息を飲んだ。
サリナスは、俺より慎重に行動
するタイプのはずだが。

ケイレブは、居ても立っても居られないように

「最後って・・一夜を、
イチャイチャ、やったってことか?」
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