涼太と向日葵
俺は店の外に出て、路地裏に入っていきながら電話をとった。

職場の洋子からだ。

「なんだよ、洋子」
洋子が俺に気がある事はわかっていた。年上で金があって、俺にコーヒーを奢ったりいろいろ貢いでくるのが鬱陶しかった。

「涼太、お母様から緊急の用事があったわよ。今日お店にいらしたの。あなた親と縁を切っていたの?とにかく連絡して。番号は……」

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