秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「ありがとうございます、大叔母様。灸が終わったら、俺たちもすぐ行きますので」
「ふふふっ。ごゆっくり」
 ふたりの足音が一階へと遠ざかっていくのを確認し、私はギシギシと軋む首を巡らせて魔王様……もとい王子様と対峙した。
 なんか、嫌な予感しかないんですけど。……私の平穏無事な暮らし、大丈夫なんだよね?
 真っ黒なのにキラキラという、怖すぎるアズフィール様の笑顔を前に、ヒクヒクと頬が引きつった。

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