公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
彼女はよく食べ、よく話し、よく笑う。
幼稚園であったことや、自分の子供時代の話を沢山聞かせてくれた。

オレももちろん色々と話をした。

何の話からの流れだったかわからないが、教育実習の話になった時だった。


「私、実習中に……」

「え」

「……教育実習の時って、緊張しませんでした?」

「ああ。そりゃもちろん。
毎日緊張の連続だった。
あれはもう二度と経験したくないな。」

「フフフ…私もです。
私、かなりどんくさくて、いっぱい迷惑をかけちゃったし。
それなのに、よく採用してくださったなーって、思います」

教育実習の時も何かやらかしたんだな…
なんとなく想像出来るけど、と思っていると…

「でも、思い出したくないのは、それだけじゃないんです」

「……」

「教育実習の後、私振られちゃって…」

「え?」

突然、今までとは全く違うトーンで話し始めた。

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