少女Nの悲劇
そんなある日、KさんもAさんと一緒になった。
Kさんも彼女と同じようにカウンセリングルーム登校になった。彼女は元々不登校で、当時の担任がクラスを受け持つようになってからはすっかり不登校は治っていたのだが。
当然ながら、私の仕事は増えた。Aさんの世話を1人でやるだけでなく、Kさんの世話も見ることとなった。
私を含め3人分の連絡帳を書き、3人分の給食をつくり、3人分の給食を1人で運ぶ。体力が他の子よりも少なかった私にはすごく辛かった。
さらに、とても困ったことが増えた。
彼女達はカウンセリングルームを抜け出すのだ。
彼女たちが教室を抜け出せば、私の仕事。ほぼ毎日、授業中に呼び出されては彼女たちと隠れ鬼。
先述したとおり、私には体力がない。おまけに運動神経も悪く、運動会のリレーはいつもビリ。
そんな私は、足の速い彼女たちを探して校内中を駆け回る。当然、先生たちは授業をしていて手伝ってくれる人はおらず、私と担任、時にはクラスメイト(Sくん)の三人で彼女たちを探し回っていた。
それでも、私1人で探す時の方が多かった。担任にも授業があり、私1人に捜索を任せることが多かった。そうなると、彼女たちは捕まらなかった。
体力もなく足も遅い私は、彼女たちをすぐに見失ってしまった。ようやく1人捕まえても、すぐに逃げだし、振り出しに戻る。
時には私を騙し校外へ出ようともしていた。
毎日、それの繰り返しだった。
Kさんも彼女と同じようにカウンセリングルーム登校になった。彼女は元々不登校で、当時の担任がクラスを受け持つようになってからはすっかり不登校は治っていたのだが。
当然ながら、私の仕事は増えた。Aさんの世話を1人でやるだけでなく、Kさんの世話も見ることとなった。
私を含め3人分の連絡帳を書き、3人分の給食をつくり、3人分の給食を1人で運ぶ。体力が他の子よりも少なかった私にはすごく辛かった。
さらに、とても困ったことが増えた。
彼女達はカウンセリングルームを抜け出すのだ。
彼女たちが教室を抜け出せば、私の仕事。ほぼ毎日、授業中に呼び出されては彼女たちと隠れ鬼。
先述したとおり、私には体力がない。おまけに運動神経も悪く、運動会のリレーはいつもビリ。
そんな私は、足の速い彼女たちを探して校内中を駆け回る。当然、先生たちは授業をしていて手伝ってくれる人はおらず、私と担任、時にはクラスメイト(Sくん)の三人で彼女たちを探し回っていた。
それでも、私1人で探す時の方が多かった。担任にも授業があり、私1人に捜索を任せることが多かった。そうなると、彼女たちは捕まらなかった。
体力もなく足も遅い私は、彼女たちをすぐに見失ってしまった。ようやく1人捕まえても、すぐに逃げだし、振り出しに戻る。
時には私を騙し校外へ出ようともしていた。
毎日、それの繰り返しだった。