いつか再び



その日の夜。




私はお母様の部屋に呼ばれた。




一枚の双子の赤ちゃんの写真を渡された。





「これは……?」




私が問うと、お母様は辛そうに答えた。






「深春、あなたと、千春。あなたの妹よ───…。」






「え───…?妹?」





知らなかった。




「どういうことですか、お母様!?」





私は動揺を隠せなかった。




お母様は本当に辛そうに口を開いた。




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