7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…
可愛くない態度をとった凜だったが、奏弥は酔ってふらついているのを心配して追いかけて来てくれた。
本当はずっと奏弥の事が気になっていた。
でも、随分と年下だし、あれだけのルックスだから素敵な彼女がいるのだろうと思い凜は近づいてはいけないと思っていたが、奏弥の方から声をかけて来たり近づいてくる事に戸惑っていた。
親しくなってはいけない…私には危険な姉がいる…関わると酷い事をされてしまうから…。
そう思いながら近づいてくる奏弥に冷たく当たっていた。
しかし、追いかけてきた奏弥はとても優しく、いくら突き放しても逃げて行かない。
そればかりか…優しくキスをしてくれた…。
奏弥は自分は体が弱くて、誰とも恋愛も結婚もしてはいけないと思って生きていたと話してくれた。
だが、何故か凜の事は好きになってしまってずっと想いがブレなかったと言ってきた。
同じ想いでいた奏弥に「今夜だけ一緒にいて下さい」と言った凜…。
(今夜だけじゃなくずっと、一緒にいさせて下さい。…愛しています…)
奏弥はそう言った。
素直に結ばれたはずなのに。
目が覚めたら何も覚えていなかった。
見知らぬ誰かの家にいて、状況から一夜を共にした事は分かった。
混乱したまま慌てて逃げ帰るように去って行った凜。
その後。
事務所で奏弥に会ってもずっと避けていた。
それは、奏弥を見ると胸がキュンとなって体が熱くなるからだった。
あの奏弥が住んでいるマンションに行ったのも、何かを思い出そうとしているからだった。
そんな時に奏弥に出会って。
逃げ出してきた11階に住んでいると言われてドキッとしたのだ。
再び奏弥と繋がって思い出すなんて…。
もう、7年も経過しているのに…。
暫くして。
ギュッと凜を抱きしめたまま、奏弥は暫く眠っていた。
とても幸せそうな顔をして眠っている奏弥を、凛はそっと見ていた。
7年もずっと忘れていて、今更思い出したなんて言えない…。
忘れていたとは言え、私は別の人を好きになり子供まで産んだのだから。
しかも相手は双子の弟…。
その弟が死んで、次は兄に乗り換える。
そんな虫のいい事が許されるわけはないだろう。
このままセフレで…それでいい…。
凛はそう思い、奏弥に寄り添いながらそっと目を閉じてそのまま眠りについた。