7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…
リッチ―ルヒルズ。
ここは超がつくお金持ちが住んでいる特別な一角と言われている。
総合病院や高級デパートが隣接され、1戸数億円はすると言われている12階建てのマンションが建っている。
高級ホテルよりも豪華に見えるマンションは、オートロックになっていて防犯カメラがついている。
入口には警備員が24時間待機していて、不審者が入ってこないように見ている。
翔次と凜はここにやって来た。
凛は見たこともない高級マンションに圧倒されていた。
エントラスに来ると部屋番号を押した翔次。
「どうぞ」
凛の手を引いて、中へ入って行く翔次。
エントラスの中に入ると、中庭のようにちょっとした公園がある。
遊具もあり子供を遊ばせるにはもってこいの場所。
緑に木々もイキイキしていて、森林浴も出来そうだ。
エレベーターも2台あり、上下が重ならないようになっているようだ。
エレベーターに乗り込むと、ガラス張りで外の風景が見える。
遠くの夜景まで見えて別世界のようだ。
11階でエレベーターは止まった。
エレベーターを降りると、大きな門構えがあり、門を入るとカード式のカギで開く青色のドアがある。
ピッと、カードキーで玄関を開くと。
広々とした土間があり、玄関にはグリーンのマットが敷いてありスリッパが置いてある。
「このスリッパを履いてね」
横に閉まってあったスリッパを出してくれた翔次。
履き心地の良いスリッパに、凛は未だ驚いた。
長い通路を歩く途中に、洗面所と洗濯機置き場、お風呂にトイレがあり、和室と洋室2つがあった。
リビングに来ると広いまどから夜景が綺麗に見えるが、レースのカーテンが敷いてある。
窓際に置いてある観葉植物はイキイキしていて、ベランダには綺麗なバラの花の植木鉢が置いてある。
4人掛けの食卓は高級木材で出来ていて、椅子もクッションが敷いてあり座りやすそうだ。
キッチンには大きい冷蔵庫と食器棚、シンクも広く、調理機器も豊富に揃っている。