幼馴染くんの好きな人は私でした。
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「花、できた」
「本当?ありがとう!運ぶのは手伝うよ」
時刻は夜の七時。
日の高いうちに帰ってきたけれど、夕飯の買い物に行って帰ってきた時には、半分ほどの夕日しか見えなかった。
帰ってすぐ「俺が作る」とキッチンに立った日比人。今まで日比人がキッチンに立つ姿を見たことがなかったから、私は気が気でない。
「わあ…日比人、すごい!私よりも上手だよ!」
でも、目の前の料理はとても初めてやったとは思えないほど、綺麗にできていて。
パシャパシャと写真を撮っていると、ふと目に入った日比人は驚いた顔でわたしを見ている。日比人、と声をかけると優しげに目尻を下げて微笑む。
「花の為につくった。馬鹿みたいに喜んでくれるかなって」
「ば、ばかは余計じゃない?…まあ、ご期待通り喜ぶけど」
なんだろう、最近の日比人はなにか違う。
愛情表現の過多?…いやいや、愛情って!?深い意味なんてない、そう、わんちゃんねこちゃんみたいな!
「なに、怖い」
「は、なんでもない!いただきます!」
手を合わせてオムライスを口に入れる。ちなみにケチャップは私の名前を描いていた。
私がいつもそうだから、真似したのかな。…ちょっと可愛い。
「……しょっぱ」
「ふふ、だね」