甘いお菓子のように
わたしの心臓はドキドキしていた。

彼の指がわたしの指に触れただけでまさかこんなに緊張するなんて。

だけど、わたしは別の疑問も頭に浮かんだ。

確かわたしは彼が取りやすいようにあえて上の方を持っていたのに、なんで彼は下の方を持たなかったのだろうと。

まさか、わざと触れたとか?

そんなわけないかと思うとわたしは洗ったトングを紙で拭き、元の位置に戻した。
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