エデンの彼方でいつかまた
「瑞希」

会長室を出ると、敬信は瑞希を抱きしめた。

「け、敬信さん」
「おれと瑞希の邪魔は、もう誰にもさせない」

敬信は片目を瞑って見せてから瑞希の肩を抱き、二人は歩き始めた。

「……とは云ってもだ。瑞希の気持ちは含まれていないんだ。おれの一方的な片思いだから……」

「敬信さんはいじわるです! わたしの気持ちは、わかっているはずなのに」

瑞希が顔を真っ赤にさせて抗議した。
ブレスレットが同調するように音をたてる。

エデンは彼方で再会した二人は、もう離れることはないだろう。



2022.8.31 終わり
< 33 / 33 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:20

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

檸檬の黄昏

総文字数/109,162

恋愛(キケン・ダーク)85ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
相川茄緒は離婚歴ありの29歳。 夫のDVが原因で離婚し、身体と心に傷を負う。 茄緒は引っ越した先で隣の家に住む坂口耕平と出会う。 彼は35歳、友人の長田敬司と共に輸出会社を経営していた。 無愛想で身なりも最悪な耕平。 彼は過去に妻を事故で亡くしていた。 茄緒は耕平の事務所と道の駅の両方を掛け持ちで働くようになり、ふたりは距離を縮めていく。 2019.3.13. 公開 随時加筆修正中 ◆2019.3.21. 総合ランキング60位 恋愛(長編)ランキング46位 ありがとうございます! ◆2019.3.29. 100,000PV突破しました。 ありがとうございます! ◆ページを開いて下さった方々、本棚に入れて下さった方々、ファン登録して下さった方々、本当にありがとうございます! ◆感想下さった方々、ありがとうございます! ひのみ りん 拝 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は全て架空です。実在のものとは一切関係ありません。 ※タバコ表現があります。未成年の喫煙は法律で禁止されております。 ※一部内容に暴力を含みます。苦手な方はご遠慮ください。
表紙を見る 表紙を閉じる
高級タワーマンションのエレベーター。 偶然乗り合わせた奥様たちとの、何気ない会話。 「何階にお住まいですの?」 そんな一言から始まったのは、 穏やかで、どこか張りつめた、 比較の空気。 戸惑いながらも、葵は答える。 「えっと……上の方、です」 ──その瞬間、空気が変わった。 そして彼女はまだ知らない。 その言葉の本当の意味を。
暁に星の花を束ねて

総文字数/155,942

恋愛(オフィスラブ)254ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
――崩れゆく世界で、二人だけが互いの明日だった。 巨大企業が陰謀に揺れる都市で、研究者と策略家は、運命の再会を果たす。 十年前の真実が露わになるとき、愛は武器となり、希望は革命へ変わる。 32歳の冷徹戦略部長 × 22歳の純真な新入社員。 十年越しに巡り合った二人の恋が、巨大企業の運命を塗り替えていく――。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop