年下男子は恋愛対象になりますか?
「昨日からその子と連絡とっています!」

そう。家に帰ってから返信したら、そのあとも疑問系のメッセージが届くので今でもやり取りが続いていたのだった。

「きゃー、何か進展ありましたか!?」

テレビで見るインタビューする人と同じように、美樹もマイクを向けてきた。

「特にありません!あるとすれば詐欺じゃないかもって思い始めたぐらいです!」

「えー、つまんないの。ねぇ、それより何で詐欺かもって思ったの?」

昨日の今日でやり取りしているだけでも不思議な気分なのに、少し不満な様子の美樹。まぁ、今から会社行くとか、仕事終わったら友達とカラオケ行くとか、他愛もない話しかしていないけど。

「一目惚れなんてされたことなかったから……。告白だってされたことないし。あ!そういえば、今度バイト先に食べに来てって言われた」

「もう、それを早く言ってよ!なんなら今から行っちゃう!?」

テンションを更に高くして、向かいの席から隣に移動してきた。
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