年下男子は恋愛対象になりますか?
「あ、拭くのやめて着替えようと思ってたから大丈夫だよ」

「シミになったら大変ですから、早めに拭いておいた方がいいですって」

確かに、それはそうなんだけど。

「タオル貸して下さい」

水で洗ってから隼人君に渡すと、私の後ろでしゃがんで腰からお尻にかけて拭いてくれた。

「やっぱりシミになっちゃってますね。洗濯して落ちるといいんですけど」

これはこれで恥ずかしい。

「や、やっぱりもういいや!時間ないし着替えてくる」

「俺の服貸しましょうか?」

「大丈夫!今日買った服があるから」

キッチンからショッピングバッグが置いてある場所へ移動して、中からワンピースを取り出した。

ハサミを借りてタグを切った後、今度は洗面所へと移動する。

「絶対に開けないでね!?」

「はは、開けませんって。俺あっちに行ってますから」
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