年下男子は恋愛対象になりますか?
「由夏さんはどんな髪型でも似合いますよね」

ニコッと微笑んでくれた隼人君の顔を見ただけで胸がキュンとなる。

今までに何回も見てるというのに、その笑顔に何故か照れてしまった。

「えー、それは褒めすぎでしょ。隼人君こそどんな髪型でも似合いそう」

「そんなことないと思いますけど」

イートインコーナーには私達以外誰もいないけど、ここでは落ち着いて話せないので1つの提案をしてみることにした。

「場所移動しない?とは言っても、近くの公園か私の家ぐらいしか思い浮かばないんだけど……」

「俺はどこでもいいですよ。あ、でも由夏さんにお土産持って来たので、早めに冷蔵庫入れてもらえると助かります」

お店のロゴが印刷されている保冷バッグを私に見せる。高級プリンで人気のお店のものだった。
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