年下男子は恋愛対象になりますか?
この言い方は絶対バレてる。

隼人君を降ろした時と同じ場所だし、せめて車を移動させるべきだった。

「そうだね!わりと広い駐車場にいるかな!」

窓の外を見る勇気はなかったので、スマホを耳にあてたままハンドルに寄りかかる。

何で嘘ついたのか絶対聞かれるよね。会うと分かってたら嘘なんてつかなかったのに。

コンコンと音がしたので、観念して窓の方を向いた。笑顔を浮かべている隼人君。

『わー、由夏さんじゃないですか。こんなところで会うなんて偶然ですね』

「ね。本当に偶然だね」

必死に笑顔をつくって運転席の窓を開ける。もうスマホは必要ないので通話を切ってから太ももの上に置いた。

「助手席乗ってもいいですか?」

「どうぞ乗って下さい」

動揺のあまり敬語になってるし最悪。
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