年下男子は恋愛対象になりますか?
「遠慮しないで下さい。メイクしてるところ見ていいなら、俺も一緒に行きますけど」

こう言えば、私が断らないと思われてるんだろうな。これも隼人君なりの優しさだよね。

「……ありがたく使わせて頂きます」

時間潰してもらうのは悪いと思ったけど、さすがに見られたくないのでお言葉に甘えることにした。

「何で敬語なんですか。俺そこの本屋に行ってますから、時間の目処がついたら教えて下さい」

「うん、ありがと」

笑顔で車を降りていった隼人君を見送ったのち、エンジンを切ってからドラッグストアに向かった。

手には隼人君の家の鍵。
これも流れに身を任せたことになるのかな。

初めて行くわけじゃないのに緊張する。
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