地味メガネのシンデレラ
〜映画当日〜
「お待たせ〜よし‼︎行こ‼︎」
「ちょっと待って!何見るの?」
「んーと。これ…」
遥が指を差した先には恋愛物の映画の看板があった。
「待って…無理、これじゃないのにしよ」
「えーなんで??もしかして苦手?」

…違う。恋愛物の映画は苦手じゃない。
むしろ好きだ。でも昔女友達と見に行った時カップルばかりで、そこにいたカップルに女だけで可哀想と言われたことがあった。
それから女友達と恋愛物の映画を見ないようになった。
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