この夏に、君と一度だけ。

うーん。ここはどこだろう。
私は今さっきまで友達と…あっ、そっか。
たおれちゃったんだ。


ここは…病院かな?
「あ、佐賀御さん。起きられましたか。
少し話がしたいのですが…」

「え?あ、はい、分かりました。」


「ではまず、佐賀御さんは、打ちどころが悪くて、後遺症は残りませんが、余命…が、
2年と…まあ、その前後くらいですかね…」

お医者さんは眉間にしわを寄せて、私に言った。
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