【激辛エロティックホームドラマ】いやたい水着
しょうたれ母子
その日の夜7時過ぎであった。

紀世彦は、職場で残業中なのでまだ帰宅していなかった。

卓も、まだ帰宅していなかった。

食卓にいるのは、はじめ夫婦だけである。

あやみは、台所でみそ汁を温めなおしていた。

テーブルの上には、あやみが作った晩ごはんが置かれている。

この時、かなえが電話の応対をしていた。

卓が同じ職場で働いている28歳の男性従業員さんが愛結び(愛媛県のお見合い事業)でお見合いした婚約者の女性(30歳)にちょっかいを出していた…

電話は、卓が犯したあやまちに関するクレーム電話であった。

受話器の向こう側から、職場の人のあつかましい声が聞こえている。

かなえは、ものすごくつらそうな表情で言うた。

「本当にもうしわけございませんでした…卓が帰ってきたら、厳しく対応します…うちは、卓に分かるまで教えました…女性の身体は大事な部分があることを分かるまで教えました!!」

かなえは、職場の人に怒った声で言いつづけた後、受話器を置いた。

この時、はじめはうで組みをしながらはぶてて(ひねくれて)いた。

かなえは、うで組みをしながらはぶてているはじめを怒鳴りつけた。

「あなた!!」
「なんぞぉ~」
「あなた!!うで組みをしながらはぶてよる場合じゃないのよ!!」
「そんなんわかっとるわ!!」
「分かっているのだったら向き合ってよ!!」
「ほやけん、なにに向き合えと言うのだよぉ~」
「あなたね!!卓が女性のトラブルを起こしたのよ!!」
「そんなんわかっとるわ!!」
「ほんなら卓をしわきなさいよ!!」
「ほやけん、なんで卓をしわかないかんのぞぉ~」
「父親の務めだからしわくのよ!!」
「それだったら、明日の朝にせぇ…ワシは、お酒のんで寝たい…」

台所にいたあやみは、日本酒が入っているガラスタンブラーを持ってきた。

「はよ酒くれぇ~」

あやみは、なにも言わずに酒が入っているガラスタンブラーをはじめに渡した。

それを見たかなえは、あやみをとがめた。

「あやみさん!!なにいらんことしよんで!?」
「義母さま!!落ち着いてください!!」
「今は非常事態におちいっているのよ!!」
「今夜は遅いから、明日の朝義父母さまと卓さんの3人で話し合ってください!!」
「だまりなさい!!茂西の家の嫁は口出ししないでちょうだい!!」

かなえの言葉にブチ切れたあやみは、温めなおしたみそ汁が入っている鍋を載せているガスコンロのコックを切ったあと、鍋を持って大広間ヘ行った。

そして…

(ドスーン!!)

あやみは、みそ汁が入っているお鍋をテーブルのそばにドスーンと置いて、ひと間隔おいて言うた。

「アタシ、きょうはブルーデーでむしゃくしゃしてるのよ!!あんたらでごはんとみそ汁をついでください…これ以上、嫁いびりをつづけるようであれば、アタシもこの家を出てゆきます!!」

その後、あやみは自分の部屋に逃げ込んだ。

なに一人で目くじらたてよんぞ…

はじめ夫婦は、ボーゼンとした表情で周囲を見渡した。

時は、夜10時頃であった。

ところ変わって、尾崎(五色姫海浜公園付近の地域)の集会所の近くにある新築の家の建設現場にて…

建築現場の敷地内にあるレンタルのニッケンのトイレの中から、女男のいやたい声とギシギシときしむ音が聞こえていた。

声の主は、卓と卓の職場の人の婚約者の女性であった。

「あっ、イヤ…」
「(女)…」
「卓…」
「後悔しない?」
「後悔しない…」
「愛してる。」
「ああ、うれしい…アタシも愛してる…」
「(女)、(女)、(女)、(女)…」
「卓、卓、卓、卓、卓、卓…」

トイレの中がどのような状態になっているのか分からないが、卓と女はワレを忘れて肉欲を満たしていた…

深夜11時50分ごろであった。

この時、大工の男性が忘れ物をとりにやって来た。

忘れ物を取り出したあと、大工さんはトイレに行きたくなったのでトイレに行った。

そしたら…

カギがかかっていた。

あれ?

だれかいるのかな…

その時であった。

トイレの中から、白のブラジャーだけつけた女が出てきた。

「助けて…犯された…犯された!!」

えっ?

犯されたって…

この時、大工さんはえげつない光景を目の当たりにした。

卓が、半裸の状態でうつ伏せになって倒れていた。

「もしもし…もしもし…」

大工さんは卓に声をかけたが、応答しなかった。

卓は、くも膜下出血を起こしたあと呼吸が止まっていた。

トイレの床に、失禁を起こしたあとがあった。

女は、その場に座り込んでメソメソメソメソ泣いていた。

日付が変わって、9月22日の深夜0時55分ごろであった。

この時、大工の男性の知人の男たち8人が到着した。

男たち8人は、暴力団関係者であった。

ヤクザの男たちは、トイレの中からえげつないカッコウで亡くなった卓の遺体を運び出したあと、端に停めていた黒のトヨタラウム(ミニバン)に載せた。

その後、大工の男性はマゼンタのダイハツウェイク(軽バン)に乗り込んだ。

そして、黒のトヨタラウムとマゼンタのダイハツウェイクは現場から走り去った。

遺体になった卓は、そのまま行方不明になった。

卓と一緒にいた女は、大工の男性の知人の組長の情婦だった。

しかし、茂西の家はそのことに関しては寝耳に水であった。

さて、その頃であった。

茂西の家から家出したさおり母子4人は、観音寺市吉岡町の国道11号線沿いにあるラブホにいた。

母子4人がいる部屋に、オレンジ色のうす暗い灯りが灯っている。

ユニクロエアリズムのタンクトップ・ブリーフ姿のなおとは、補助ベッドでスヤスヤと眠っているふみことまりよを見つめている。

その後ろに、白のブラウスとヒョウ柄のプリーツスカート姿のさおりがいた。

さおりは、さびしげな表情でなおとを見つめている。

なおとがふり返った時であった。

さおりは、両手を広げてなおとを呼んだ。

「なおと。」
「かあさん。」

さおりは、泣きそうな声でなおとを呼んだ。

「なおと…おいで…」

なおとは、なにも言わずにさおりの身体に抱きついた。

かあさん…

温かい…

さおりは、悲しげな声でなおとに言うた。

「ごめんね…ごめんねなおと…」

なおとは、さおりをベッドの上に寝かせたあと、激しい力を込めて押さえつけた。

なおとに押さえつけられさおりは、気を失った。

なおとは、気を失ったさおりをするどい目つきでにらみつけながらつぶやいた。

ふざけるな…

ふざけるな…

ぼくとふみことまりよの人生をズタズタに壊したな…

許さない…

(ジーッ…)

なおとは、さおりが着ていたプリーツスカートを無理やり脱がした。

許さない…

許さない…

(ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

なおとは、白のブラウスを思い切り破いた。

破れたブラウスの中から、黒のユニクロスイムワンピの水着があらわになった。

ふざけるな…

ふざけるな…

かあさんが着ている水着は、いやたい…

このいやたい水着で、何人の男をもてあそんだ!?

答えろよ…

答えろよ!!

「ああああああああああああああああ!!」

(ビリビリ…)

狂乱状態におちいったなおとは、さおりが着ていた黒のワンピの水着を無理やり脱がした。

その際に、どこかで破れた音が聞こえた。

脱がされた水着の中から、Hカップのふくよか過ぎる乳房とやわはだボディがあらわになった。

かあさんは、このいやたい身体で何人の男をたらし込んだ!?

ぼくとふみことまりよをないがしろにしておいて、母親づらするな!!

狂乱状態のなおとは、脱がした水着を床にたたきつけた。

「そんなにママが恋しいのか!?…ワーッ!!」

(パシッ…)

その後、なおとはさおりの身体を汚しまくった。

気を失っているさおりの目から、涙がたくさんあふれ出た。

ごめんね…

ごめんね…

なおと、ふみこ、まりよ…

ごめんね…

しょうたれになったママを許して…

さおり母子4人の関係は、この日を境に破綻した。
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