彦星さまは会いたくてたまらない
「その悩み、僕にもわかる~。
そっか、僕も
指輪をつけておけばいいのか」
「彼女とペアリングっぽい
デザインがおススメ」
「長い前髪で目を隠してるとね
視界が悪くて
階段を踏み外しそうになるの。
いつか松葉づえ生活が
始まっちゃうかもなって
不安だったんだよね」
可愛すぎる王子様も
平穏無事な生活をするのに
苦労するよなぁ。
あっ!
「じゃあさ
俺の指輪、リークにやるよ」
「彦ちゃん、いいの?」
「ああ。
姫野への恋が実ったら
あいつとお揃いの指輪
買いに行くつもりだから」