あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
でも、何よりも幸せなのは、親子3人で一緒にいられること。


慶都さんは、九条社長と私の父に、3人で生活していくことを直接会って話してくれた。


九条社長とお母様はすごく喜んでくれたみたいで、ちょっとホッとした。


近々ご挨拶に行く予定で、今からドキドキしてる。


慶都さんには、絶対に大丈夫だから安心してって言われたけど、九条家の嫁に私が相応しいのかっていう不安も正直まだあった。


私の父には慶都さんが頭を下げてくれて、一緒にいた私も、その誠実な姿に胸を熱くした。


びっくりしてたけど、でも実はお父さん、何となく慶都さんが父親なのか? って、少しは思ってたみたいだった。


確証はないけど、どんどん似てくる雪都を見てそう感じてたって。


それでも、ずっと口にせず、私達を見守ってくれてたことには本当に感謝しかない。
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