あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
彩葉と理久先生は、今の私に何て言ってくれるのかなぁ?


虫がよすぎるけど、ほんの少しは……喜んでくれるかな。


外に出て、ふと空を見上げたら、美しい星がキラキラ輝いてた。


「うわぁ、綺麗だな……」


でも、ここから見る星はこれが最後。


明日からの私は、また1からスタートするんだから。


ちゃんと反省もして、しっかり自分を見つめ直して頑張らなきゃ。


少し、これから先の自分の進むべき道も考えようと思う。


2人が戻してくれた道、もしそこから何本かに枝分かれしてる未来があるとすれば……


私はどんな道を行けばいいのかな?


ここから踏み出す1歩は、今度こそ間違わないようにしたい。


何年後かの「和田 弥生」が……


いったいどんな人生を歩んでいるのか、新しい自分に会えるのが今からすごく楽しみだ。


久しぶりに、本当の意味で幸せな気持ちになれた気がした。
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