年下の彼は、なぜだか私にZokkonです。
*
『さっきのあれ、何なんだよ!😠』
バイトが終わり、ふとLINEを見たら、そんなトークが入っていた。
昼食後、別れてすぐに送ったみたいだ。
『家で待ってるから。』
そして、それからしばらくしてさらにそう入っていた。
樹はお昼のことを問い質すつもりだ。
『今日はちょっと都合が悪い。』
今日は樹に会いたくなかったから、嘘を吐いた。
『どんな都合?』
『陽さんに晩御飯に誘われた。』
さらに、嘘を重ねた。
『遅くなっても構わない。
俺、ずっと待ってるから。』
思わず溜め息が出た。
彼のことだ。
きっと一晩中だって待つだろう。
嫌なことは早めに済ませた方が良いのかもしれない。
そう思い直した時…
「恵理子さん!」
返信しようとしたら、陽が来た。
「あら、どうしたの?」
「晩御飯、一緒に食べない?」
「そ、そう、良いわね。そうしましょう。」
樹に送った嘘が本当になった。
私は、陽と一緒にファミレスに向かった。
*
「ねぇ、樹トレーナーの好きな人って知ってる?」
私は飲んでいたアイスコーヒーを吹き出しそうになってしまった。
「そ、そんなの、知ってるわけがないじゃない。」
「そうなの?噂とかないの?」
「聞いたことないわ。」
「え~…そうなんだぁ。」
陽はがっかりしたような声を発した。
『さっきのあれ、何なんだよ!😠』
バイトが終わり、ふとLINEを見たら、そんなトークが入っていた。
昼食後、別れてすぐに送ったみたいだ。
『家で待ってるから。』
そして、それからしばらくしてさらにそう入っていた。
樹はお昼のことを問い質すつもりだ。
『今日はちょっと都合が悪い。』
今日は樹に会いたくなかったから、嘘を吐いた。
『どんな都合?』
『陽さんに晩御飯に誘われた。』
さらに、嘘を重ねた。
『遅くなっても構わない。
俺、ずっと待ってるから。』
思わず溜め息が出た。
彼のことだ。
きっと一晩中だって待つだろう。
嫌なことは早めに済ませた方が良いのかもしれない。
そう思い直した時…
「恵理子さん!」
返信しようとしたら、陽が来た。
「あら、どうしたの?」
「晩御飯、一緒に食べない?」
「そ、そう、良いわね。そうしましょう。」
樹に送った嘘が本当になった。
私は、陽と一緒にファミレスに向かった。
*
「ねぇ、樹トレーナーの好きな人って知ってる?」
私は飲んでいたアイスコーヒーを吹き出しそうになってしまった。
「そ、そんなの、知ってるわけがないじゃない。」
「そうなの?噂とかないの?」
「聞いたことないわ。」
「え~…そうなんだぁ。」
陽はがっかりしたような声を発した。