裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
私を追い詰める脅迫者は誰?
ベッドの上、気がついたら朝になってた。


昨夜の酔いがまだ残ってる。


ふと横を見ると、誰もいなかった。


起きて、フラフラした足取りでリビングのテーブルまで歩いた。


そこにある置き手紙にはこう書かれていた。


『ゴルフに行ってくる』


昨日は何も言ってなかったのに、急に上司に誘われた?


でも、朝イチで誘ってくるはずないし。


なんだかちょっと嫌な感じがする。


昨日、圭輔少しおかしかったし。


何もなければいいけど…


「愛情はない」「好きじゃない」にしても、私と圭輔は夫婦。


あの人に何かあったら…


とにかく私は圭輔に電話した。


5回のコール、お願い、出て。


『はい』


良かった!


『圭輔?どうしたの?ゴルフなんて言ってなかったから』


『心配してくれたの?』


『えっ、あっ、うん』


『そっか…』


「ねえ、誰から?」
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