裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
圭輔の異変には気づいてたけど、きっと気のせいだって無理やり思うようにした。


深く考えないように…したかった。


だって私は、目の前の「幸せ」の方を大事にしたかったから。


寛也さんと2人で会ういつものホテル。


少し値段もするけど、いつも寛也さんが払ってくれた。


お医者様はやっぱりお金持ちだな。


彼女や奥さんもいないから、余計に貯まっていくんだろうな。


イケメンでスタイル抜群、頭も良くてお金持ち。


こんなハイスペックな男性と私みたいな平凡な主婦が1つになれるなんて…


本当に不思議、でも、最高に幸せ。


周りの人達が私達を見ていると、ものすごく優越感に浸れる。


この素敵な男性は私だけのものよ…って。


ホテルの部屋に入って、私達はいつもと同じようにキスをして…そして抱き合った。


昨夜の圭輔との冷たい交わりを忘れたくて、私は寛也さんにされるがまま身を委ねた。
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